業界用語として特に有名な「テッペン」
短針も長針もアナログ時計の12を指している状態。
昼のロケは昼に行って、夜のロケは夜に行う。夜のロケを昼に行って放送するわけにはいかない都合があり、致し方のない業界には、昼と夜の区別といえば、照明が必要か否か程度。24時間稼働をしている不夜城「東京」の代表格が放送業界の裏方となってくる。とはいえ、土日は電話が繋がらないし、夜は寝ている人も多いがために、夜の動きは業界人でも少なくなっている。
尋常ではない人間のスケジュール
上京をする東京の働き方全般に、覚悟した方がいい時間は「終電で帰り、昼には出社している」状態だ。この一般的な人間らしさより、ずらした対応をすることによって、24時間を実現している。
例えば、夕方に出た決定事項の策定や想定は、24時までに叩き出しを済ませて、午前帯にはクールタイムおいて、午後一には確認をした修正だけになっており、24時間後には、何かしらの形になっている。
象徴する「1日34時間制」
世間ではありえない時間が流れており、業界の時空が違う由縁になる。10時にポストプロダクションはスタートする。そのハコを使用する権利というと、1日分、または終日となってくる。つまり24時間だ。業界では、妥協も癒着も慣れ合いの関係はタブー。最大限の活用と最高峰しか存在していない。編集所には、お泊りセットを用意するADも多くいる。その文化祭前夜は、毎週の放送日をゴールとして、繰り返すように安定して行われている。
10時から始まり、24時となる。そこが日付け変更とはならない異次元となる。なぜならハコで作業をする権利は24時間の終日。時計は、そのまま翌10時まで回るため、10時から翌10時までの24時間を、時計の24時で日付が変わっている一般人の方に合わせると「27時ですよ」ということで、前日の作業を続けていることを伝える「適格で換算しやすい伝達と把握」をする文化が存在している。繋がりで作業をして、寝ていなくて働いている、無理をして不摂生をした人間の印となってくるだろう。
「笑い」や「情報」を届けている業界の裏方よりも偉大な人間は、一般人には理解もできずに写りもしない盲目となるのかもしれない。
テッペンまでに
実は業界人に対する「締め切りの言葉」として使われている。
ディレクターは、ADに「テッペンまでに終わらせて終電で帰れ」というようになっている。テッペンまでに終われば、朝チェックして、昼から修正やタスク化して業務として割り振るにも、丁度いい時間となっている。
もう1つの要因は「ごまかせない機械」
イントラやシステムには、日付け変更線がある。「3日まで」には、3日の23時59分までしか処理がされない。テッペンまでにやらなければいけない業務もあって、それが「精算」になってくる。経理の方には女性が多いが「テッペンまでには、清算の入力だけしといてね!」と激を飛ばして退社していく日常の茶番劇が、実際に起こっている。彼女の退社時間は、法定の19時。そして、1回目の入力さえ期限内であれば、その後の修正期日までには、なんとかしてくれる。能力的には経理とはいえ、柔軟な思考を育んで培っている。

